以前「ワーム・ホール」について概要だけ紹介させていただきましたが、
ワーム・ホールとは、時空構造のひとつで、ある1点から、離れた1点を繋ぐ空間の事です。
そこを通ることができるとしたら、時空を一瞬にして移動(ワープ)することができる!と言われています。
ただ、通った瞬間に バラバラになってしまうという話もありますね・・・。
なぁ~んだ、結局ワープなんか無理じゃん・・・残念o(´д`)o
いや!それがまだ希望はあるらしいのです!
そこで、今回紹介するのが「エリス・ワームホール」というやつです。
これは、ワーム・ホールの中でも、“通行可能な”ワーム・ホールとして区別されているもので、
「エリス・ワームホール」があればワープだけじゃなくタイムトラベルまで可能とのこと!
そんなものが、もしかしたら宇宙空間にたくさん存在しているかもしれないと言われているのですが、
本当に見つかればこれを利用して過去や未来へ行けたり、宇宙船でワープして、まだ未開の惑星まで一気に人類は進出できるかもしれないのです!
これは、夢がひろがりますね^^
しかし、その「エリス・ワームホール」は、宇宙空間にあるのではないか?と研究者達は考えているのですが、見つけるのはなかなか難しいようで・・・
しかも目に見えるかどうかすらもわかっていません。
ここで話が反れますが、同じように目に見えるかどうか分からずワーム・ホールによく似ているのがブラックホールです。
ブラックホールは光さえも吸い込んでしまいます。
光がないので地球から観測するのも大変でしたが、ブラックホールは今現在観測が可能です。
どうやって観測しているかというと、【重力レンズ効果】を利用しています。
なにそれ・・・?
↓
ブラックホールはなんでも吸い込んでしまう、めちゃくちゃ質量が大きい天体です。
質量も大きければ重力もとんでもなく大きいわけです。
重力が大きい場合、光がそばを通る時にその重力に捕まって曲がってしまいます。
まっすぐ進むはずの光が曲がるので、光が曲がっているところには、見えないけれど重力が大きい“何か”があるのです。
それで見つけることに成功したのがブラックホール。
それでは話を戻します^^;
上記のように観測すれば「エリス・ワームホール」も同じように見つけられるんじゃないか?と言われていて
名古屋大学太陽地球環境研究所が、重力マイクロレンズ効果を理論的に研究した結果、
2010年にブラックホールや他の天体と 「エリス・ワームホール」を区別する方法をみつけ出したらしいのです!!
今は、その方法を使って解析を行い 「エリス・ワームホール」を見つける研究をしているとか。
SFでしかないと言われているようなワーム・ホールの研究がここまで進んでいたとは驚きですね。
本当に物質が通過可能で、時空移動なんてことができたらすごいことです!
もっと研究を進めてもらい、「エリス・ワームホール」発見!というニュースを聞いてみたいです!
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