地球空洞説を語る上でこの
「ヤンセン親子」の体験談を外すことはできないと思います。
1908年にアメリカの作家ウイリス・ジョ-ジ・エマーソンがノルウェー人の漁師オラフ・ヤンセンという95歳の老人から聞いた奇妙な話を
『THE SMOKY GOD or A Voyage to the Inner World (邦題:スモーキー・ゴッド 地球内部への旅)』と題して発表しました。
若かりしオラフ・ヤンセンが父親と共に北極圏に漁に出かけた際、嵐に巻き込まれしまい
彼等が命からがら行き着いたのは、何と…!地球内部世界だったというのです!
その世界で彼等親子は驚愕の体験をすることに…
それは、1829年の4月に起こりました・・・・
ヤンセン親子の世にも奇妙な体験
スウェーデンの海沿いで猟師をしているその親子は、
いつものように漁船でノルウェー沿岸を北上していました。
しかし・・・北極圏へ入ると途端に暴風雨に襲われ
それまで凪で穏やかだった海が急に荒れ狂い出します!
すぐにおさまるかと思った2人でしたが暴風雨はそれから何日間も続き~
船は遠く沖へ流され…
その間、2人は全く生きた心地がしませんでした。
やっと雨がやんで、ほっとしたのですが・・・・
どうも周りの風景が奇妙であることに気付くのです!
船の前と後ろには空が見えるのですが、
なんと上を見上げると上空になぜか海が!!
いや、上空だけではない!!
右と左にもとてつもなく巨大な海の壁が見えたそうです!
それはまるで、水のトンネルを航行しているようだったといいます!
この奇妙な風景はそれから数日間続きました。
やがて、いつもの水平線だけが見える風景になり
安心したのもつかの間・・・
太陽を見ると妙に赤く、
海も自分たちの知っている海とは明らかに違ったようです。
おそらく2人は死の世界へ行ってしまったのだという
感覚にかられたのではないでしょうか・・・
そんな途方に暮れている2人の前に突如!
巨大な船が現れます!
ヤンセン親子は必死に助けを求めようと近づいたのですが、
その船で待ち受けていたのは・・・・・
皆、体長が4メートルもある巨人!!!
ヤンセン親子は身の危険を感じ身構えます!!
しかし、巨人たちは極めて友好的に接してきました。
「我々の世界を案内しよう」と言ったその言葉は聞きなれないものでしたが
かすかにサンスクリット語に似ていて理解は出来たようです。
この巨人たちが住む国はどこかわかりませんが「ヤンセン親子」は北極に空いていると言われている穴から地底世界へ迷い込んだとの話もあります。
少し脱線しますが、ここで3枚の写真をご紹介させて下さい。
気象衛星が撮影した北極の穴?の写真
こちらはアメリカの気象衛星ESSA-7が1968年に撮影した「北極の穴」と言われている写真です。
これは「地球の影が丸く映り込んだもの」と説明されているそうですが、どうでしょうか?
アポロが撮影した北極の穴?
▲こちらは、1969年にアポロ11号から撮影された写真で。「北極に穴」らしきものが写っています。
一時期「やっぱり北極には穴があった」と話題になったそうです。
これは、低気圧の目であると説明されたりカメラアングルの関係でこうなったという説明がなされていますが、どうでしょうか?
▲ こちらも同じく 1969年にアポロ11号が撮影した地球の写真です。
右側の矢印の部分が穴のように見えますが…どうでしょうか…?
脱線してすいません^^;
「ヤンセン親子」の体験に話を戻します。
ヤンセン親子が暮らした地下世界の巨人王国
その後、巨人たちに連れられてヤンセン親子が向かったのは「イェフ」といわれる町でした。
そこで知った彼らの文明はとても高度で、巨人たちは見たこともないような機械を操作していたといいます。
建物は黄金でいろどられ、とにかく何もかも巨大でありました。
農作物も豊富で、りんごは人間の頭ほども大きかったとか!
巨人たちはみんな陽気で優しく、
平均寿命は800歳!!・・だったといいます。
ヤンセン親子は、この国の王から滞在の許可をもらい
この後2年間ほどこの国で暮らすのです。
そして2年後、親子は元の世界に戻る決心をしますが、
その時に巨人たちから金塊と
この地底世界の詳細な地図をお土産にもらったそうです。
ヤンセン親子は乗ってきた漁船に乗り込み、地底世界を後にしました。
再び水のトンネルを抜けて
ようやく元の世界に帰ることが出来たのですが、何とそこは・・・!!
最初に迷い込んだ北極の海ではなく、
反対の南極の海・・・だったのです!!!
・・・呆然とした2人でしたが、それでもスウェーデンに何とか帰ろうとします。
しかし帰路の途中、またまた嵐に巻き込まれてしまうのです!
この嵐で船は破壊され、沈没!
巨人たちが持たせてくれた金塊も海中深く沈んでしまいました・・・
そして、息子のオラフ・ヤンセンだけ
氷山に乗って漂流しているところを
たまたま通りかかった捕鯨船に救助されたのです。
~おしまい~
北極海では、このヤンセン親子に限らず、
このような同様の体験をした船乗りが数人いるそうで
ノルウェーの漁村では、こういった体験談などが昔から伝えられ
手記として残されているといいます。
しかし、このヤンセン親子の体験は誰も信じず
結局、狂人の妄想だということで
片付けられていたのですが・・・
1947年にリチャード・バードが北極での奇妙な体験をすることになるのです。
彼(バード小将)の体験がなければ、
「ヤンセン親子の体験」は
そのまま歴史の闇へ永遠に葬り去られていたことでしょう。
コメント
ヤンセン親子の物語は小説家の物語ですよ。