人工のブラックホールなんて・・・どうやって!?
結論から言うと確率は低いそうですけど作れるかも・・しれないそうです^^;
また、少なくともその作り方はわかってるとのこと。
ある物質をブラックホールにするには、
物質を一定の半径(シュワルツシルト半径)内に圧縮すればいいとのこと。
この半径は質量に応じて決まるそうですが、
例をあげると、
太陽であれば半径3km以内、
地球であれば半径9mm以内まで押しつぶすと・・・
極端に大きくなった重力によって
物体が際限なくつぶれていき~~
ブラックホールのできあがりです。
太陽の半径、69万6千kmを →
3kmに(ちょっと辛いけど走ってこれる距離)\(;゚∇゚)/
地球の半径、6千3百km →
9mmに・・・余裕でつまめちゃいますo(*’o’*)o
この状態まで物を圧縮できれば、あとは勝手につぶれてブラックホールになるってわけです。
地球がそら豆くらいの大きさになって、地球くらい重い物体を想像してみましょう・・・・いや無理(T▽T;)
※ただし太陽質量程度の星はブラックホールにはならないことが分かっていますけど・・^^;
ブラック・ホールは穴ではなく、極めて高密度で質量が大きいため、光さえも脱出できないくらい強い重力を持つ物体なんですね。
そんなもんどうやって人工的に作り出すんだ~~??
いや、もちろん人工的に太陽や地球くらいの大きさの物体を押しつぶすことはできませんが、
ミクロレベルの小さい粒子であれば加速器という装置を使って圧縮できるとのこと ; ̄ロ ̄)!!
そして、その加速器のなかでもケタはずれの力を持つものが、
LHC(大型ハドロン衝突型加速器)!!
この装置は現在、スイスのジュネーブ郊外に設置されています。
このLHCでは、限りなく光速に近い速さで素粒子同士を加速し正面衝突させることができるそうです。
もしかしたらそれによってミクロの粒子を(シュワルツシルト半径)内に圧縮することができるかもしれません。
以前は不可能と言われていましたが、
2013年2月から2015年4月までに改良工事を終えレベルアップ!
改良前と比べて約2倍(8兆電子ボルト)から
13兆電子ボルトの高速エネルギーを備え運転を再開しました。
※もちろん、LHC実験はブラックホールを作ろうとしているわけではありません。
実験による副産物でミニブラックホールができるかもしれないとの懸念があるということです。
なので2008年の稼動開始の時、万が一の事態(ブラックホール生成)が起きたら地球が飲み込まれると危惧した市民による実験反対デモも起きていました。
そうです、この装置によってこの地球上にミクロのブラックホールはできてしまうかもしれません・・・
でも、安心して下さい。
ホーキングが存在を提唱している「ホーキング放射」により、この程度の小さいブラックホールは出来ても瞬間に蒸発してしまうようです。
またこの装置によって、もし量子レベルのブラックホールが仮に生成したとしても、現実世界に与える影響は皆無とのこと(ー。ー)フゥ
ただ何が言いたいのかというと、現在の科学は、そんな危ない物まで作り出せるかもしれないところまで来てしまっているということです・・・
とにかく間違っても地球上にブラックホールなんかできてほしくはないですね^^;
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