宇宙の始まり(誕生・起源)については、ビッグバンによる大爆発によって宇宙が誕生したという通説は、実は間違っていたのかもしれません。
現在の宇宙は、収縮状態にあった「古い宇宙」が膨張し始めたことで生まれたということを、量子力学を用いて示す研究が発表されました。
ビッグバンの前にはもうひとつの「古い宇宙」があった!?
宇宙は常に膨張状態にあり、それは「ビッグバン」──無限大の密度をもつ高温の1点からの爆発によって始まった・・と一般的に考えられていました。
が・・・しかし!
この度、初期の宇宙に関する研究によって、宇宙はまったく新しいものから始まったのではなく
「古い壊れかけの宇宙」から形成されたのかもしれないということが示されたのです。
物理学者たちは、このアイデアについて長い間議論してきました。
ビッグバン理論では、膨張する宇宙を遡ると、収縮に向かい、今ある物質の全てが狭い範囲に押し込められ、宇宙の始まりが極小の一点に凝縮されることになります。
この極小の一点は特異点と呼ばれますが、その密度やエネルギーが無限大になり、物理学のどの法則でも適応出来ない大問題が生じてしまいます。
その代わりに、宇宙には「収縮」と「膨張」の2つの時期があり、それがビッグバンのタイミングで切り替わったのだと考える科学者が出てきました。
これが1922年に発表された「ビッグバウンス」理論です。
しかし、宇宙がどのようにして収縮状態から膨張状態に移行したのか(逆に膨張から収縮に移行するのか)を、物理学者たちは説明できずに議論は保留されてきました。
この問題を解明する糸口を見つけ出したのが、
インペリアル・カレッジ・ロンドンのステフェン・ギーレン博士とカナダのペリメーター理論物理学研究所の所長であるニール・トゥロク博士です。
彼らの研究によれば、初期の宇宙は、宇宙全体の構造から原子レヴェルにまで同じように物理法則が働いて、すべてのスケールにおいて同じ挙動を示していたとのこと。
この考えは「コンフォーマルシンメトリー」と呼ばれています。
現代の宇宙では、原子より小さい粒子は大きい物質とは異なる挙動を示すので、このシンメトリーは崩れています。
※素粒子は、いわゆる量子力学の支配下にあるという考えから。
しかし初期の宇宙では、すべてのものが信じられないほど小さかったので、わたしたちが現在目にする大きなスケールでの物理学ではなく、量子力学の原理だけが適用されていたとのこと。
宇宙が始まったころはコンフォーマルシンメトリーの状態にあり、それが量子力学のルールに則るという考えを用いて、
ギーレン博士とトゥロク博士はどのように宇宙が進化したかを説明する数理モデルを構築しました。
量子力学を使うことで、現在の宇宙は1点から始まったのではなく、収縮する古い宇宙から始まったと説明できるようになりました。
2人は特に、量子力学が働いていたからこそ、収縮段階の終盤に宇宙の崩壊や破壊(ビッグクランチやビッグリップ)が起こらなかったのだろうと考えています。
その代わり、宇宙は完全に崩壊することなく収縮状態から膨張状態へと変遷したそうです。
ギーレン博士談
「量子力学は、物事が破壊するときにわたしたちを助けてくれます。
それは電子の落下を防ぎ、原子が壊れないようにしてくれるのです。
だからおそらく、量子力学が、ビッグバンとビッグクランチが起こりうるような激しい終わりと始まりの時期に宇宙を救ったのでしょう」
「わたしたちの研究の驚くべき点は、ビッグバンのいちばん最初の瞬間を量子力学に基いて説明したということです。
合理的に、最小限の仮定を使ってね」
「この仮説によれば、ビッグバンは収縮を膨張に転換する『バウンス』だったのです」
2人はいま、このモデルを使って「ゆらぎ」として知られる宇宙の摂動の起源を説明できないか調査しているとのことです。
この話題に反応するネットの声
4
この宇宙に次のビッグバンが起きてもおかしくないという話かな?
13
>宇宙はビッグバンから始まった
これ自体が初歩的な間違いだろ。
今のビッグバンは、
無からの宇宙創成→インフレーション→ビッグバン→宇宙の晴れ上がり→膨張の加速
という過程の一部であり、インフレーションが止まった時のエネルギーが熱に変換された
というもの。
28
一昔前は、ビッグバンが宇宙の始まりとしてたかも知れないが、今は、
無からの宇宙創成→インフレーション→ビッグバン→宇宙の晴れ上がり→膨張の加速
が標準的な知識だろ。 まずここから改めよう。
45
>>28
無から生まれたというのが信じがたい
無から物が生まれるものなのか…
30
「最初」という概念は時間が生まれてからの話しじゃないの?
44
>>30
「卵が先か、ニワトリが先か」みたいな?
しかし、こういう話は妄想が捗る捗るww
67
宇宙の外には何があるの?
86
>>67
>宇宙の外には何があるの?
空間が光速を越えて
おまいらから遠ざかっているので、
見ることは出来ない。
103
>>67
>宇宙の外には何があるの?
判らない。
宇宙の広がりとともに宇宙空間ができる。
158
>>67
この宇宙の外にはまた別の宇宙がある。その別の宇宙の外にはまたまた別の宇宙がある。
宇宙は無数にあって、始まりも終わりもない。
そして俺たちは、延々と生と死を輪廻してるわけだべさ。まぁこれは物理学じゃなく仏教哲学だがw
222
>>158
それは無数の現在(宇宙)があるのかね?
338
>>67
別の宇宙
90
宇宙は大きくなったり小さくなったりを繰り返しているということ
ビッグバン 無から宇宙が爆発的に膨張した
ビッグバウンス 宇宙が無茶苦茶小さくなってから爆発的に膨張した
91
だーかーら、その古い宇宙はどうやって出来たんだよ?
108
アインシュタインはもともと否定して皮肉でビッグバーンて言ったら、その仮説の名称に使われてしまったんでしょ
なのに今さら
164
そもそも膨張している現宇宙の外側にまだ観測できてない別の宇宙があってもおかしくはない。
そしてその宇宙がまた複数あり、数によって宇宙群→宇宙団と規模がでかくなる。
観測できて初めて実在すると提議するなら、人間の把握できる範囲では宇宙は1つしかないとも言える。
542
宇宙の中心は線香花火の玉。
玉が爆発すると火花が周りに飛び散る。
線香花火は球体となって広がって輝く。
球の表面が宇宙空間で、球の内部に行くほど過去の世界。
球の表面から花火の玉までは138億光年で宇宙の年齢。
アインシュタインは宇宙の姿をこのように考えていた?
674
ジョージ・アダムスキーが会った宇宙人の話によると、宇宙には始まりも終わりもないそうだ
アダムスキーはただの嘘つきのおっさんだが、この説が多分一番正しい
682
>>674
それだと宇宙はブラックホールしかない空間になる
689
>>674
始まりが無ければ今が無いんじゃないの?
でもまあ、認識の限界が宇宙の限界だとするなら
始まりも終わりも認識できないのが当たり前かも知れんな
690
ブラックホールの内部はどうなっているのか?
光の速度に近づくほど時の流れは遅くなるが
その光が脱出不能な重力下、時は停止し(ここからは観測不可能)
遂にはマイナスに転じる。
すなわち重力によるブラックホールの収縮の逆転。
1点への収縮は、時の逆転空間内では「1点から膨張する空間」として認識できる状態となる
また時の停止以降、元の空間の重力は逆転空間へその力を発揮できないため
(時の流れが異なるため、元の空間の干渉を受けない)
零れ落ちたわずかな原子のみが存在する状態となる。
そしてその膨張する空間ではわずかな原子が物質を構成し始め・・・
738
宇宙の外側って完全な無なの?
じゃあ宇宙は無を押し広げて拡大してるの?
そもそも無を押し広げるって何なの?
押し広げられる時点で無じゃないんじゃないの?
無じゃなければ有なの?
有だとしたら何があるの?
真っ白なの?真っ黒なの?
749
>>738
きみたち3次元だが
地球散歩で東西南北どっちに歩いても、元の場所に戻れるだろ?
宇宙も元の場所に戻れるんだよ、一方向へ
ずーーーーーーーーと進んでも戻れる
例えるならファミコンロープレのマップのように
それが宇宙
762
>>738
完全な無と言う物は無いけど
無のエネルギーがある
無があるとそこにはエネルギーが湧いてくる
不確定性の原理で無も確定しない
769
>>762
なにそれこわい
791
>>769
何もないところでもナニか生まれると言うホラー(゜ロ゜;
因みに宇宙空間では常に反粒子と正粒子が生まれて対消滅を繰り返すがこれも数万回繰り返すと何故か正粒子だけが残るのが解っている
宇宙が正物質で満たされている証拠と言われていたが
NASAが反物質で出来た領域を宇宙に発見したりしてあらあらみたいな(゜ロ゜;
992
そもそもビッグバンから始まったとか言ってたっけか?
それ以上遡れないというのは聞いたことあるがそこから始まったとか聞いたことない
998
知ってた。
無限宇宙だよん。
コメント
「ALIEN INTERVIEW – JAPANESE EDITION(エイリアン・インタビュー)」
https://books.google.co.jp/books/about/ALIEN_INTERVIEW_JAPANESE_EDITION.html?id=puSJCgAAQBAJ&redir_esc=y
この本に「物質的な宇宙は1つ」「最低でも4千兆年経っています」と書いてあります。
中を読んでゆくと「バチカンも卒倒する内容が書いてあります」
物は原子から成り立ち、原子は素粒子から成り立つ。
①素粒子の位置が確率的にしか表せない以上、もしも究極的には素粒子の存在自体が確率的だとしたら・・・
②そもそも目に見えない筈のエネルギーが物質となり、物質とは究極的には波である以上、全ては量子力学で説明できなければおかしいのかも知れない。
という思考(というか哲学?)に立つなら、始まりを量子力学的に説明することは魅力的かもしれないと思いました。
そもそも、量子力学的な説明方法に違和感を感じてしまうこと自体が人間の限界かも知れず、宇宙が有限(閉じられた世界)だとして、その外側に高次元世界なりがあるならば、この宇宙のニュートン力学の方がこの宇宙の中でしか成り立たない特殊な法則なのかもしれませんね。
ひょっとすると、ある種の超能力とか、プラズマ(エネルギー)の特殊性も、この宇宙(閉じられた世界)の外側との繋がりから来ているのかもしれない。そんな感想をもちました。宇宙はやはり凄い。
我々が住んでいる銀河系は将来、隣のアンドロメダ銀河と衝突するそうですが、宇宙が膨張しているなら、こんなことは起こり得ないことです。
また光速より速いものが無いのなら、初期の宇宙が光速より速く遠ざかっているために観測できないというのもおかしな話だし、光速度不変の法則とも矛盾しています。
光も重力の影響を受けるので、遠くの天体の光ほど重力加速度と時間の影響を受けてから地球で観測されるため、このことが遠くの銀河ほど速く遠ざかっていると誤って解釈された、ということらしいです。
現在の宇宙論は矛盾だらけのようです。
下コメントの匿名ですが、本当は私もLeoさんの意見に賛成です。
膨張論より定常宇宙論の方が無理も無いですし。
ただ、宇宙は三次元世界であり、より高次元から閉じ込められた世界(閉じられた世界)という認識でして。
膨張宇宙論に楯突く意見は攻撃されるので控えているのですが、Leoさんのコメントを拝見して反省しました。
(こういうコメントは、管理人にわるいですね。載せなくていいですからね。&新しい記事、気長に待ってま~す。本業頑張って下さい)
観測から、赤方偏移を見つけ、宇宙空間は膨張していると結びつけ・・・
じゃあ、昔は小さいサイズ宇宙だったなら、いつまでさかのぼるって、136憶年前?
それから、膨張宇宙が始まったと・・・ビックバン起源説?!
いな、研究では、光の赤方偏移の現象は別の理由で、観測されてる。
ゆえに、宇宙膨張説なし≒ビックバン起源まちがい。