NASAがまたまたとんでもないものを開発中とのことです!
なんと!!今度は「火星にわずか3日で行けるようになる」航行技術をNASAが開発中!!
一体どのような技術を用いればそんなことが可能なのか?
詳細について追ってみましょう!
レーザー推進システムとは
米誌フォーブズをはじめとする複数の海外メディアが報じたところによると、
「火星に3日で行けるようになる」夢の技術を提唱しているのは、米カリフォルニア大学サンタバーバラ校のフィリップ・ルービン教授率いる研究チームです。
驚きの発表は、NASAのシンポジウムで行われたそうです。
「Deep-In計画」と題された彼らの研究の最終目標は、現在の宇宙船が採用するロケットエンジンを、より高出力で合理的な新世代のものに置き換えようとしています。
高圧・高温のガスを後方に噴射し、その反動で推力を生む現在のロケットエンジンの構造は、
大量の燃料と酸化剤を宇宙船に積みこむ必要があるうえ、それによってさらに宇宙船の重量が増し、スピードが遅くなるという弱点を抱えているとのこと。
そこでルービン教授らが提唱するのが、宇宙に放出したレーザー光によって推力を得る「レーザー推進システム」という技術。
宇宙空間を光の力で進むなんて、SFの世界だけの話っぽいですが・・・
「レーザー推進システム」の原理は単純だそうです。
↓
光は波であると同時に粒子としての性質も併せ持っており、それを物体に照射することで、押す力すなわち推進力が生じ、
大出力のまとまったレーザー光を船体に当てることで、宇宙船はまるで風を受けた帆船のように、宇宙空間を進むことができるようになるそうです。
これで、大量の燃料を積む必要がなく、燃料切れの心配もないうえ、光速に匹敵する速度で移動することが可能になるとのこと。
ルービン教授によると、少なくとも光速(約30万km/秒)の1/4程度のスピードは出ると想定しているようです。
これによって、地球から打ち上げられた100kgの宇宙船を、3日ほどで火星に送り込むことが可能になると言われています!!
では、この画期的「レーザー推進システム」が具体的にどのような形で実用化されるのでしょうか?
NASAやルービン教授が想定しているのは、「Space Launch System」と呼ばれる方式で、
宇宙船の打ち上げは従来通りのロケットエンジンによる燃料噴射方式で行われますが、
宇宙空間に達すると、宇宙船は巨大な反射鏡を備えた先端部と、一定の位置に留まる本体部分に分離。
そして本体部分から先端部分に向けて大出力のレーザー光を照射すると、鏡は光を反射することになり、
この時に生じる推力で、先端部分をどんどん遠くへと押し進める仕組みのようです。
研究室では、すでに極めて小さい物体で『レーザー推進システム』の実験に成功していて、相対論的速度を達成する方法もわかっているとのこと。
ルービン教授によると「レーザー推進システム」を宇宙船規模の巨大な物体に応用することも十分可能であり、そう遠くない未来に実用化できると自信を見せています。
火星に3日で行けるようになったら良いですね~~^^
この発表で火星の存在がぐ~~~んと身近になったような気がします (^。^)
コメント
れん氏は本当に火星好きみたいですね。私も行けるなら行ってみたいのですが、海外すら行ったことが無いオジサンなので、かるちゃーとか色々しょっくを受けてしまいそうです。この記事の話が実現して低コストで行けるようになったら、味噌と醤油を携行するようにしたいと思います。携行食に頼るにせよ、海外旅行では食べ慣れた味が大切だそうですので。
でも、3日で到達する程加速すると、加速度による重力はどれくらいになるのでしょうか。減速時にも同じ位のGがかかるはず。誰か詳しい人、計算してないかな。大丈夫だといいのですが……。
(船内で人や荷物が……な状態になる光景をイメージしてしまった次第。乗り物より酔いますよ、これでは)