これはまだ仮説ですが、
宇宙には、スプーン一杯で
10億トンの質量がある超高密度な星があるといわれています!
その天体をマグネター(magnetar)と呼んでいるそうです。
※これは、星の名前ではなく、
超高密度な天体がある!という仮説の名前です^^;
マグネターになりうる天体の特徴とは
・極端に強い磁場を持っていること。
・その磁場の減衰をエネルギー源として
大量の高エネルギー「電磁波」、
特に「エックス線」や「ガンマ線」を放射することのできる中性子星であること。
それじゃどういう中性子星がマグネターというのか?
↓
・星の寿命が来ます。
・そうすると超新星爆発が起こります。
・爆発で恒星がぎゅぎゅぎゅ~~と収縮して
ブラックホールになりそこねると、高密度の中性子星のできあがり。
・この爆発による収縮でものすごいエネルギーが発生しますが、
通常の中性子星の場合の磁場 → 10の8乗テスラ
マグネターはもっとすごい! → 10の11乗テスラ以上!!
・・・!!
マグネターは普通の中性子星より、
ゼロの数が3つも違う凄いエネルギーの天体なのです!!
ところで大質量を持った星が死んで超新星爆発を起こすと
たいがい次の2択になります。
ブラックホール or 中性子星
大質量の星が超新星爆発を起こすと、だいたいの星は10%程の質量しか失わず
ブラックホールになってしまいます。
それよりもっと星全体の80%もの質量を失ってしまうと中性子星になるのです。
マグネターになる条件
それでこの中性子星がただの中性子星ではなく、マグネターになる場合の条件は
↓
星が死ぬ間際まで、むちゃくちゃ物凄い速度で自転をしていること。
これが必須条件とのことです。
とにかく上の条件を満たせばスプーン一杯で
10億トンの重さの星の出来上がりってわけです!!
わかりやすく言うとスプーンの上に車が10億台ですね・・・
いや、ワカンネェヨッ ( ≧∇≦)ノ。°゜°
追記:
現在、このマグネターの可能性のある天体が続々見つかっております。
SGR 1806-20(地球から5万年の距離)や、
1E 1048.1-5937-(りゅうこつ座・地球から9千光年の距離)などなど。
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