宇宙は光のスピードよりも速く膨張している!!?
自分も最初知った時は、「はぁ??」って感じでした。
はい、でもどうやら、そうらしいのです^^;
でも・・・アインシュタインの相対性理論を少しでも知っていれば、
光速より速いものはないはずなのに、何で??
光のスピードよりも速く膨張しているの!?
と、そりゃあ思いますよね・・・
でも、これは相対性理論と矛盾してないそうなんですよ。
どういうことかというと・・・
↓
相対性理論で禁止されているのは、
ある出来事の情報が光速以上で他の場所(例えば過去)に伝わって
何らかの結果を及ぼすこと ←(これ禁止)
このようなことがありえないことを「相対論的な因果律」というそうです。
もし、この原則が破られてしまったら
相対性理論で時間を逆行することが証明されてしまい
結果が原因の前にくるという、おかしなことになってしまいます。
わかりやすく例にすると↓
有名な話で、親殺しのパラドックス(矛盾)というのがあります。
例えば上記の原則を破ってタイムマシンを作って過去に行ったとします。
そこで自分の親を殺してしまったら、
生まれてくることがなかった今の自分はどうやって未来から来れるの?
もし過去で自分を殺してしまったら
何故今の大人になった自分がいるのか???
このように因果律が破られてしまったら
様々な矛盾が起きてとんでもないことになってしまいます。
ですので、現在の物理学では、基礎原理として
因果律は破られてはならない原則になってます。
でも、光速以上の物体があっても、
その物体が光速以下の物体に何も影響(相互作用)を及ぼさないのであれば
その物体は相対論的因果律に矛盾せずに存在することができるようです。
超光速で動く粒子が存在している?
そのような粒子を「タキオン」と呼んでいます。
仮説ではこの光より速い物体「タキオン」はあるそうなんです!
※タキオンとは:
物理学の基礎原理に矛盾せずに存在してもかまわない物体のこと
逆に言えば、光速以上で「ある物体」に影響を及ぼすような物体は
因果律がくずれるため存在してはならないけれど、
光速以上のスピードで「ある物体」に何ら影響を及ぼさない物体なら
存在してもいいってことになりますね。
全ての物に何の影響も及ぼさないわけですから
「存在する」ってのもおかしな話ですけど・・・
一般的な膨張宇宙の概念では
遠くの天体はその距離に比例した速度で遠ざかって
端っこになればなるほど速いスピードで遠ざかり
そうするとかな~~り遠くの宇宙の速度は
どうしてもいずれ光速以上になってしまいます。
そうでなければ宇宙全体が一様に膨張することができないってことです。
ただ、ここでいう膨張宇宙とはそういうものではなくて、
時空自身が膨張しているということです。
なので単に銀河が相対的に遠ざかるということと
時空そのものが膨張するということとの間には大きな違いがあるとのこと。
この時空が膨張して、
ある距離から光速を超えてしまうような遠方の場所からだと
全てのものに影響(相互作用)を与える信号も何も届くことはできず
全く観測不可能な場所になってしまっているので
これは一種の「タキオン」状態ということになるそうです。
ですので、我々と何ら相互作用のない物体(タキオン)が
たとえ光速を超えていようがいまいが、物理学の基本原理の相対論的因果律には
何の問題もないということになるということです。
上記の理論から宇宙が光より速く膨張しているのは
相対性理論と矛盾してないと言えるとのこと。
・・・何か今までの常識から考えると釈然としませんが、
そういうことらしいですね。
ちなみに現在の宇宙は半径465億光年と推定されています。
宇宙の年齢は138億歳といわれていますから、
この300億光年分は、光より速いスピードで膨張したことになります。
とにかく何から何まで整理がつかないのが宇宙のスケールの大きさですね。
眠れない宇宙の話になってしまったかもしれません・・・m(*T▽T*)m オ、オユルシヲ
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