心配していたことが、起こりつつあります。
14日の震源は熊本県中央部(益城町付近)
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15日の震源は熊本県東部(阿蘇市付近)
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そして震源は大分県中央部(由布市付近)へと、
「 中央構造線」に沿って震源が徐々に東に動いてきているのです。
今後は、愛媛→徳島→大阪→和歌山と震源が移動してきてしまうかもしれません。
以下より、専門家の言葉を交えお伝えしたいと思います。
阪神大震災後に熊本県の活断層調査委員会の委員を務めた経験がある岡村真(まこと)高知大学防災推進センター特任教授(地震地質学)は、この度、熊本で起こった地震について
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紀伊半島中部から四国、豊予海峡、大分、熊本へと続く日本最大級の活断層「中央構造線断層帯」の延長で起きたと指摘。
「同じような地震は大分、愛媛などでも起きる可能性がある」として、日頃からの備えが大事と呼び掛けています。
今後、中央構造線上で連動地震が次々起こる!?
中央構造線では、過去約7300年の間に少なくとも5回、大地震が起きているといいます。
最も新しいのが、別府湾の海底を震源とした1596年の「慶長豊後地震」。
慶長豊後地震(けいちょうぶんごじしん)
1596年9月4日に豊後国(現在の大分県)で発生した地震。
この地震では、大分を中心に大津波の被害があったとのこと。
海水が引いた後大津波が来襲し、別府湾沿岸で被害。
大分などで家屋ほとんど流失。「瓜生島」(※)(大分の北にあった沖ノ浜とされる)の80%が陥没し、沈んだと伝えられています。死者は800余人。
※瓜生島は、実在自体が未確認で島ではなく沖ノ浜と呼ばれる沿岸の港町であったとする説もあり。
また、怖いのは、この地震の後、中央構造線近くの伊予(現在の愛媛県)、伏見(同京都府)でも数日間のうちに地震が発生したという記録が残っていることです。
上の画像でもわかる通り、「 中央構造線」に沿って震源が徐々に東に動いて来るとやはり非常にまずいようですね。
慶長豊後地震→(現在の大分県)で起こった地震が、中央構造線上の愛媛や京都でも大地震を誘発!
その後、10年以内に南海トラフ地震も起こっています。
先程紹介した岡村真(まこと)教授(地震地質学)は、
今後、中央構造線が広範囲に連動し、大地震を起こす可能性はあるのか?との質問に対し、
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「どこにどのくらいの力がたまっているか、今の科学では分からない。
影響する、しないは言えない」と話しています。
「熊本地震は南海トラフの前兆かもしれない」専門家も警告
立命館大学の歴史都市防災研究所 環太平洋文明研究センター教授、高橋学氏も今回の地震は、非常に「いやな位置」で発生した地震であると言っています。
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この地震は、非常に「いやな位置」で発生した地震である。
というのも、この震源が阿蘇山のすぐふもとを走る布田川断層であると考えられるからだ。
阿蘇山というのは、長野、静岡、愛知、和歌山から四国を突き抜け、九州に至る巨大な断層の集中帯の上にある。
このことを考慮すると、最悪の場合、長野や静岡、四国、九州で、今回と同じような内陸直下地震が立て続けに起こる可能性があるのだ。そして、その先には、南海トラフの巨大地震が控えている。
引用:現代ビジネス
今後、大分から愛媛でマグニチュード7以上の地震が発生するようだと、南海トラフも要注意になってくるかもしれません。
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