死後の世界系の話です。他に似た話が無いか探してます。
もしかしたらもっと適切なスレが有ったのかも知れないけど、
親しみ深いenigmaスレに投下します。
2013年夏に母方の祖父が急逝した。
亡くなる1週間前に私の手鏡が割れたのは今思えば前触れだったのかも知れない。
祖父が亡くなってから1週間程、私は故祖父の家で遺品整理や来客対応をしながら過ごした。
毎日泣きながら過ごしていた。当時の私のメンタルは異常だった。
急な祖父の死、初めて人が死ぬ瞬間を見たこと、そうした出来事が私にショックを与えていた。
私は祖父が大好きだったが、ここ数年は疎遠になっていた。
何故生前にもっとコミュニケーションをとっておかなかったのだろうと後悔した。
そういう訳で、メンタルのやられていた私は故人と会話をする方法をネットの海でひたすら探した。
タイムリープの方法も探した。
霊の存在を認知する方法などは探せばそれなりに有るのだが、故人と会話となると本当に難しい。
故人と会話することに比べ、生きている人間とコミュニケーションをとることはなんて簡単なのだろう。
なのに何故私は生きている祖父との会話を怠ったのだろう・・・。
そんなことを思い悔やみながら日々を過ごしていたある日、夢を見た。
畳の座敷に私が座っている。
目の前には祖父の遺体が寝かされている。
祖父の遺体を挟んで私に向かい合う形で座っているのは、2009年春に亡くなった父方の祖父である。
ああ、母方の祖父はまだ四十九日が経過していないから生き返った姿になれないのだ、と思った。
しかしチャンスだと感じた。故人と会話をする好機である。そして私は父方の祖父に様々な質問をした。
( )内は私の感想。
Q.死後の世界はあるのか
A.有る。
天国や地獄は無いけれど、各人が大体自分は死んだらこういう生活をするだろうと
生前思い描いている通りの生活を送ることになる。
良いことを考えていれば良質な生活、
悪いことを考えていれば悪質な生活。
父方の祖父本人は生前良いこともせず悪いこともせずそこそこの生活をしていたので、
死後もそこそこの生活である。
(日本人にはこの祖父みたいなそこそこの質の人が多そうな気がする。
生前思い描いている通りの死後の世界が与えられるということは、
死後の世界を信じていない人にはもしかしたら何も与えられないのかも知れない。
生前悪人だった人は無意識に自分が地獄に落ちる死後を思い描く→死後の世界は地獄ということで
一応因果応報になるらしいけれど、
生前自分が悪人だったという自覚もなく死後も良待遇で当然という天然悪人はどうなるんだろう?
でも、単に人生の質に見合った死後の世界が与えられるという話なのかも知れない。)
Q.死後の世界はどんなところなのか
A.各人に一つの平面的な世界が与えられ、平面的な層が重なり合って奥行きを作り構成されている世界だ。
(これはとても説明するのがややこしい。フォトショにおけるレイヤーのような世界である。
一人一枚の自分に見合った平面世界を貰う。これが死後の世界である。
なので人口過密の心配は皆無)
平面世界の並ぶ順序には一応決まりがある。例えば良質順~悪質順といった風に並べられている。
実際はそういう決まりではないのかも知れないが、
重要なのは自分の周囲には自分の生活に近い世界が有り、そうでない世界は遠くにあるということだ。
遠くの世界に住む人は、遠くなればなる程影の様に見える。
世界同士を移動することは可能だが、遠くまで移動するのはそれなりに大変である。
(良質な世界へ移動する場合は、人としての質を上げなくてはならない。
悪質な世界へ移動する場合は、人としての質を下げなくてはならない。)
Q.死後の世界で家族や友人に会えるだろうか
A,普通の人生を歩んでいれば会える。
類友という言葉がある通り、家族、友人という身近な人と
生活の質が著しく離れるというケースは珍しいから。
著しく離れてしまった場合、探すのが難しくなるかも知れないが、
諦めずに探せばいつかは必ず会える。
Q.死後の世界でみんな何をして暮らしているのか
A.生前やりのこしたことをしている。
仕事をしたり、会いたい人に会ったりしている。
やりのこしたことのなくなった人は自分を含めまだ会ったことがないので、
そうなったら何をするのかはわからない。
やりたいことをやって生活している。
(はっきり聞いたわけではないが、金銭や死の概念は無いようだ)
Q.生きている人間は故人がどのように日々を暮らしているか分からないが、
故人は生きている人間がどのように日々を暮らしているのか分かるのか
A.判らない。
Q.生きている人間は故人とコンタクトを取れるか
A.取れる。心の中で故人のことを思うだけで良い。
そうすると故人は死後の世界でその人が何か自分に伝えたいらしいと感じ、その人のことを思い出す。
逆も有る。
生きている人間が故人のことを思い出す時は、故人がその人のことを考えている時なのである。
故人と生きている人間の間のコミュニケーションはそれくらいで十分である。
このコミュニケーションの方法は、
相手に確実に届いているかどうかを確認する方法が無いだけで
それ以外は生きている人間同士のコミュニケーションと同じである。
A.第一、故人も生きている人間も互いの間でコミュニケーションをとることを重要視しない。
お互いがどうでもいい訳では無いが、
それよりも優先しなくてはいけないことが互いの生活の中には沢山ある。
更に故人は生きている人間がいつかは死後の世界にやってくるということを理解しているので、
生前の世界で大切だったことをどうでも良いと感じ始め、
生きている人間とコミュニケーションを取ることを重要視しなくなる。
(例えば隠し財産などを持っていたとしても、
死んだら財産とか関係ないし子孫もいつか死ぬし別に伝えなくて良いと思い始める)
(生きている人間に何か伝えたいことが有れば、彼らが死後の世界に来てから伝えようと思う)
故人と連絡を取りたがる生きている人間は多いけれど、彼らですらたいして熱心では無い。
(熱心な人でもせいぜいイタコを探すくらいで、
死者とコンタクトを取りたいが為に自分自身が何もかも捨てて出家とかはしないよね)
だから会話レベルのコミュニケーションは取れない。
Q.父方の祖父本人は今幸せな生活をしてるの?
A.生前と同じくらいにそこそこ幸せだ。
食べ物には困っていない。フライドポテトを沢山食べている。
で、起きた。夢にしては随分詳細だと思った。
自分の無意識の宗教観が出てきたのかと思ったが、
それが綺麗に纏められて出てくるのは貴重なので覚えておこうと思った。
私は個人的にこの夢の中の話を信じている。
矛盾が無いし、信じてもデメリットが無かったし、
都合の良いところも有るけど(特に人間と死者とのコンタクトの下り)
この話を信じることで気持ちが救われたから。
祖父達はいなくなってしまったんだもう二度と会えないんだと思うよりも、
祖父達は死後の世界でこの世で読み終えられなかった本を読んだり、
会いたかった人に会ったり、フライドポテトを食べたりしているのだろう、
そのうち私が死ねばどうせまた会えるだろうと考えた方が救われる。
因みに父方の祖父の好物がフライドポテトだったということは特にないのだが、
フライドポテト程度の食べ物には困らないっていうのがそこそこの幸せとして妙にリアル。
長文をここまで読み終えて下さった方々、ありがとう。
ところでこの話に類似した死後の世界の話(神話や民間伝承でもおk)を
ご存知の方いませんか?
全部自分の無意識で考えたにしては変に具体的だから、
類似の考え方があるなら調べてみたい。
2014年正月に母方の祖母が亡くなった。
祖父が亡くなってから半年後だった。
祖母の逝去の報を受けた夜にも夢を見た。
母方の祖父が生きてる姿で登場し、祖母の葬儀の準備を手伝ってくれた。
祖父と手を繋いで(祖父の手は温かかった)、窓の外を見たところ初雪が降っていた。
「おじいちゃん、おばあちゃんが亡くなったから私のうちに住むと良いよ」
と言ったところ、立ち尽くすといった感じの祖父は無言で私の手を握り返した。
今思えば、この夢の中でも祖父は一切喋らなかった。
起床すると、実際に初雪が降っていた。
夢の中でも現実でも初雪が降ったこと、
四十九日が過ぎたからか祖父が生前の姿を見せてくれたことに私はオカルトを感じているけれど、
enigmaと言い張るには弱いね。
ただ自分の作品発表したいだけ?
いや、でも最近伴侶を亡くした自分は
アナタのレスを読めてよかったと思ったよ
なんだか、ありがとう
コメント
一昨年の正月2日に夢を見ました
花や色々な飾りで彩られた中華料理店みたいな店でたくさんの人が会食し話をし
盛り上がっている 私もそこにいて若い頃の母親がそばにいた(故人)私がこの人たちは?と聞くと皆親戚だよお前のことは皆知っているし下の世界で苦労をしていることも知っていると言っていました 会食が進み母親が私たちはもう帰らなければならないお前も下の世界に帰りなさいと言うと周りにいた親戚の人たちはあっという間にいなくなった 最後に別れ際母親が私に言った 仕事に夢中にばかりなっていないで今年からは自分のプライベートも大切にしなさい お前は仕事人間だから体壊すよと言って去っていった その言葉通り私は趣味にも一生懸命な休日を楽しみ 仕事も頑張りすぐ内容にした 体調が悪くなったので病院で検査したら内臓が弱っていることがわかった 仕事頑張り過ぎなかったことが功を奏して良くなっている あの正月2日の夢で母親が行ってくれたこと守って良かったと感謝している 霊界の存在はあまり信じていなかったが肉体はなくなっても人のエネルギーは残って別のところにいるのかなと感じるようになった
うしろの百太郎であった、死後の世界観がこれに近かったような気がする