はじめに
※この記事はアニメーションを使用しておりますので、表示が遅れる場合があるかもしれませんのでご了承ください。(ゆっくり読み進めるとおそらく表示されると思います)
たとえばこんな世界を思い浮かべて見て下さい。
あなたのまわりにいる霊感の強い人・・・
そう・・・その人が今そこにいるよ!と言った場所にいる自分を・・・
その人には、確かに見えるらしい。
しかし、あなたには何も見えない・・・
見たい気持ちと、見えない安堵感・・そんなものが入り混じっていたりして・・・
でも時には見えたり、聞こえたり、あなたにも感じることがあるはずです。
そんな時っていうのは、その霊が何かを伝えようとしている時なんですよ。
これは、そんな霊からのメッセージを強く感じさせるお話なんです・・・
心霊スポットに行った2人の高校生
この話は、2人の若者が高校生の時にはじまるんですね。
当時、仲の良かった2人が噂になってる怖いところがあるから、行ってみようということになったんです。
それは、どういうところかと言うと、新しく出来た道路がず~~っと続いていて、その途中に 鬱蒼 とした森があって、
その森の中に神社があるんですが、そこが要するに心霊のスポットだと言うんで、行こう、行こうって話になったんですね。
それで、2人で夜中行ってみたそうなんですよ・・・
「おお~ここだな~気持ち悪いな~~ここ・・・何か嫌だな・・」
「入るか・・・?」
といろいろ言ってたんですが、片方が違う方向を指さして・・・
その向こうと言うのは何かって言うと、その真っ直ぐのびている新しい道路がず~~っと行った先でストップしてるんですが、
そこから先は道路がないんです。
暗~い闇の中に吸い込まれるようにしてその道路が見えるわけですね。
その・・・先の方にポツンと何故か歩道橋があるんですよ。
道路はずっと奥まで行ってないのに歩道橋があるんです・・・ 「じゃあ・・あっち行ってみるか?」
「うん、行ってみようや」 ・・・・・・・・・・・ 誰もいない夜中の歩道橋・・・
車も来ないし灯りもついてない・・・
そこを、2人の高校生が ・・・と上がっていった。 それで、一番上まで上がってみて歩道橋の欄干を沿うように下を見ながら一人が・・・ 「何でこんなところに歩道橋があるんだろうな~~」と言いながら何気に 欄干 を叩いた。 すると音が と響いた。 また、叩くと・・・ と辺りに響いた。 「やめろよ~~気持ち悪いから叩くなよ・・・」 ははははは・・・と笑った瞬間に・・・! ・・・・・・!? 「えっ・・・!何だ今の!?」 「よせよ!今、音したろ!?」 「いや、お 俺やってないよ!」 「だって、今の!?」 「・・・ああ・・」 「叩いてないよな・・・?」 「でも音したよな!?カーーンって!」 「気持ちわりぃなあ~・・・も、もう帰ろうぜ・・」 ・・・と言って帰ってきちゃった。 その時は、ただそれだけのことだったんですよ。 その後、お互いが高校を卒業して別々の大学に入ったもんですから、なかなか会う機会がなくなっちゃったんですね。 で、夏くらいになって、たまたま両方が実家に帰ってきたんですよ。 じゃあ、他の友達とも遊ぼうってことになって、当時の同級生の女の子2人と待ち合わせをして遊ぶことになったんです。 その時に、何となく一人が、「そう言えば、こんな経験があったよな~」・・・と、あの歩道橋での体験を話した。 「あそこ行ってみようか、面白いから!」 そう話すと女の子も「それは面白いね!」と乗り気になった。 それで、行こうってことになって4人で揃って、あの歩道橋に行くことになったんです。 「おお、そうそう」 「ここだよ、ここ!」 まだ、その歩道橋は、変わらずにそこにありました。 「それじゃあ、行ってみようか」と言うと、4人でその歩道橋を上がって行ったんです。 上に着くと・・・ その内の1人の女の子が大変、霊感が強いらしいんですが・・・ ・・・と言い出した。 「何言ってんだよ~何でもないよこんなとこ!」 「いや、絶対ここ何かいる・・・!」 と言うんだそうですよ。 「平気だよ~ あの時、俺こうやって叩いたよな!」 「そう、そう」 「それで、また叩いたよな」 「そしたらさあ~何にもしてないのに・・・」 ・・・!!? 「おおお~~! な 何だ今の!!?」 「何にもしてないのに音が!!」 「何だ・・・!?」 その音でみんなビックリしちゃった・・・ 「・・・いや、これ何かあるんだよきっと!」 「霊とかじゃなくてさ・・・何かの作用で音がするようになってるんだよ」 「・・・きっと、そうなんだよ!」 そう言いながら、反対側の階段の方へ進んでいった。 それで、歩道橋を下りはじめると、霊感の強い女の子が・・・ 「やっぱ帰ろう!・・・誰か来てるから帰ろ!」 「えっ 来てんの!?」 「うん! 絶対来てる・・・!」 「大丈夫だよ~~面白いからもうちょっと遊んでいこうよ!」 と言ってたら・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・ 今、自分たちが上がってきた反対側の階段を誰かが上がってくる足音がする・・・ 「おお、誰か来たのかな~・・・?」 「ああ・・」 やがて、一番上に着くころだから、こちら側から見てたわけですよ。 ・・・でも、誰も現れない 「何だ・・誰もいねえな~~」 「でも、確かに今、足音したよな!?」 「ああ、したしたした~!」 すると、霊感の強い女の子が ”ガタガタ” 震えてるんですね・・・ 「何が来てるんだよ!?」 「嘘だ~どこにいんだよ・・!?」 「何だよ!誰もいないじゃねえかよ~~」 「誰も見てやしないよ!! 大丈夫だよ!」 どうやら、他の人間には見えないらしいんです・・・ と言って泣き出しちゃった・・・ そうなると、みんな急に怖くなったんで、その場を逃げ出した。 だいぶ離れてから呼吸を整えると・・・ 「気持ち悪いな~~・・・」 「そうか~・・・やっぱり、あそこって、そういうのあんのかな・・・!?」 その後、どうしても気になるもんだから、今度は昼間、2人でその歩道橋にまた行ってみたんですね。 「・・・確かに音はしたよな~?」 と言いながら、また実際に上って、反対側から下りてみた。 「でも・・・だいたい、ここはどういう歩道橋なんだろうな~」 「道路は先まで行ってないし、ここで止まっちゃってるしさ・・・」 「うん・・ 何か聞いた話によると・・」 「小学校6年生の女の子が、学芸会で女王様の役をやることになってたらしくて・・」 「この道路で、役の練習をしてたらしいんだよな」 「車はこないし、静かだから練習には良かったらしいんだけど」 「だから、その子は学芸会には出れなかったらしいな・・」 「それで、何かこの歩道橋を作ったって話みたいだぜ」 ・・・と言う話を片方が聞いてきたんですね。 「え~~そうか~~・・じゃあ、事故があったからこの歩道橋を作ったんだな」 「あっ! ほらっ、何か看板が立ってるよ!」 ・・・そこには、これこれこれ・・こういうわけで”安全のためにこの歩道橋が作られました”って書いてあるわけですよ。 「あ~~本当だ、やっぱりそうなんだな~」 ・・・・・ 「おい・・! これよ~く見てみな・・」 「えっ・・・!?」 看板がかなり古くなっていて、文字がところどころ・・はげてるんですね。 よくみると、安全の安の字の「うかんむり(宀)」が消えていて、 そして、全の字の上「(ひとがしら)」も消えてるんですよ! 「これ、読んでみな・・・」 これは、これこれこれ・・こういうわけで”安全のために”ではなくて・・・・・ ”女王のために”作られました・・・ ・・・と、書いてあったそうですよ。使われていない歩道橋
歩道橋にいたものは・・・
コメント
面白半分に心霊スポットに近づくのは、やめましょう。