安い物件ないかな~と探されている方にとって、今、ネットで話題となっている「千葉の豪邸が760万円でヤフオクに出品!!」
というニュースは衝撃だったんじゃないでしょうか?
千葉市にある300平米を超える広さの豪邸がなんと!760万円の格安で「ヤフオク!」の「官公庁オークション」で公売にかけられています!
千葉の豪邸が格安の760万!しかし備考欄には・・・
こちらがその物件です。
↓
土地が527.15平米、建物が308.1平米
地上3階建て、レンガ風のタイル壁に覆われ、玄関の上には大きなバルコニーがせり出すなど、洋館風でゴージャスな造りとなっており、
これは、文句のない「豪邸」と言って良いでしょう。
そんな豪邸が760万円で出品!
これは、買いじゃないでしょうか・・・!?
この物件が公売に掛けられたのは、2016年4月。
物件情報のページには、建物の写真が複数公開されています。
市の説明によると、その物件は築23年で「経年相応の磨滅・老朽化があります」とのことですが、
写真で見る限り、外観にはそれほどくたびれた雰囲気はなく、まだまだ住めそうです。
立地は、千葉市緑区の住宅街で、一昔前は日本の高級住宅街の代名詞ともなっていた「チバリーヒルズ」も目と鼻の先にあるとのこと。
▲チバリーヒルズ
その「豪邸」が土地・建物込みで「公売保証金額」760万円!!
これを「破格」と感じた人も多かったようで、
「2ちゃんねる」でも「これは買いだろ」「750万ならリフォームしても安いか」といった声が続々と上がっていたようですが・・・
しかし、ページ後半の「備考欄」には、この安さの理由がはっきりと書かれていました。
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「この物件は、平成26年1月に建物内で殺人事件が発生した物件です。現況空家です。事件後、人の出入りはあまりなかったようで、維持管理の状態は良くありません」
・・・・・・・・・・・・・
そう、この豪邸はつい2年前、殺人事件の現場だったのです・・・
当時の新聞報道によると、「亡くなったのは当時住んでいた男性。何者かに刃物らしきもので刺され、死亡しているのを発見されたが、現場では凶器は見つからなかったという」
これは、いわゆる「事故物件」と言われるものですが、まさにその典型例ですね。
ヤフオク!に市が公開している写真にも、建物の内部には家具や衣服などが置かれたままになっています。
こうした事実に気づいてからは、積極的に買おうという声は少なくなったようです。
※写真には、ところどころモザイクがかけられていて・・・(それがまた怖い)
ちなみに、この物件は、すでに4月27日に参加申し込みを終了していて、入札は5月10日から始まるとのことです。
ところで・・当時の新聞報道にある記事中の文字を赤で目立たせたのですが、お気づきになったでしょうか・・・
「何者かに刃物らしきもので刺され、死亡しているのを発見された」
そう、つまり犯人はまだ捕まっていません。
犯罪者は現場によく戻るともいいます。
こんな豪邸に1人でいる時、物音がしたらと考えると恐ろし過ぎますね・・・
追記:
おそらくこの事件のことだと思います(2014年1月31日の記事)
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殺人事件で特捜班設置 凶器見つからず 千葉市の男性死亡
千葉市緑区あすみが丘6の佐田泰三さん(55)方で佐田さんが胸などを刺され死亡した事件で、県警捜査1課は30日、現場周辺で凶器が見つからないことなどから殺人事件と断定し、千葉南署に特別捜査班を設置した。司法解剖の結果、佐田さんの死因は心臓の損傷だった。
特捜班によると、佐田さんには複数の刺し傷があり、その1カ所が心臓に達していた。ほかに目立った外傷はなかった。特捜班は周辺の聞き込みを続けるとともに、関係者から事情を聴き詳しく調べている。
同事件は、28日午後11時ごろ、佐田さんが胸から血を流して玄関先の廊下に倒れているのを、帰宅した妻(41)が発見。佐田さんは搬送先の病院で死亡した。佐田さんは同日午後8時半ごろに父親と電話で話しており、それ以降に事件に巻き込まれたとみられる。現場に争った跡はなく、貴重品も残されていた。
住民によると、28日夜に大きな声や不審な物音は聞こえなかったという。住民女性は「小さい子どもがいるので、近くでこんな事件が起きて怖い」と話した。
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